去年の10月から書き始めた
5泊7日の旅行の記事ですが
いよいよ今日が最終日。
夜の飛行機に乗って
日本へ帰国します。
それまでは時間があるので
最終日は、いろいろと考えた結果
ケルン大聖堂を見るために
ケルンへ行くことにしました。
ケルンへは、
電車で1時間の新ルート
電車で2時間の旧ルート
の2つがありますが
フランクフルトからケルン間は
電車で2時間のルートかつ
右側の座席で窓側を確保すると
ライン川を眺めながら移動できるので
ライン川クルーズの代わりにもなるから
オススメです。
マーヴェリックは
行きは2時間のルート
帰りは1時間のルート
に決めて、日本でネットから座席予約を
しておきました。
ICE1028の列車で
07:42 フランクフルト中央駅 6番ホーム発
10:05 ケルン中央駅 4番ホーム着
というスケジュールです。
7時半を過ぎても、まだこの薄暗さ。
明るくなるのが遅い。
車窓からライン川を眺めるため
追加料金を払って右側の席を
確保したんですが
予約しなくてもよかったかも・・・
意外と空いていました。
ケルンへ向けて、いざ出発!!
なんか今日は天気が悪そうです。
8年前にドイツに来た時は、クルーズ船で
ライン川を移動しましたが、今回は列車での移動。
ちょうど寒い時期にクルーズをしたので
比較するのもあれですが、電車の方が快適♪
船はデッキからの空気はおいしいけど
寒くて死にそうでした。
ただ、写真は船から撮った方が
ガラス越しにならないので綺麗に撮れます。
このライン川沿いは、多くの古城があって
観光客に人気のルート。
中には古城を改装し、ホテルとして
運営されている古城もあります。
古城ホテルなんて不気味で泊まる気がしない!!
なんて人もいますが、マーヴェリックは
一度は泊まってみたい♪
川沿いにこれだけの城が
建てられた理由ですが
主にライン川を通行する船から
通行税を徴収するのが目的でした。
ちょうどドイツを縦断するような形で
ライン川は流れていているため
車などなかった昔は、貨物を積んだ
船が通るにはもってこい。
船の場合、ここを通るしか他に手がないため
結構な税収があったんじゃないですかね。
現代版の川の通行税といえば
パナマ運河が有名。
迂回するよりもお金を払ってパナマ運河を
通過した方が、結果的に安い!!
ということで、多くの船が通りますが
料金は1トンにつき1.39ドル。
大小多くの船が通りますが
平均500万円位をパナマ運河に支払って
通行しているそうです。
ちなみに
ライン川は今でも交通の要なのか
貨物を積んだタンカーなど多くの
商業船が通ります。
道路みたいに
渋滞することもなければ
現代は、城の前を通過しても通行税を
取られることもないので、
移動にはもってこい。
ライン川クルーズのハイライトと言えるのが
古城ではなく、このローレライと呼ばれる岩山。
ここは、川幅が狭く水面下に多くの岩が
あったため、多くの船が事故を起こした
船乗りに恐れられていた難所でした。
そして、強引なこじ付けというか
「航行の難所」
が
「岩にたたずむ美しい少女が歌声で船乗りの
心を奪い船を座礁させる」
という話に変わり、ローレライ伝説が誕生しました。
ローレライというのは古いドイツ語で
「潜む」と「岩」を意味する言葉をつなげた
ものになります。
歌で魅了し難破させる話は、ギリシャ神話の
セイレーンに繋がるものがありますね。
紀元前330年頃のセイレーン像。
「セイレーン」 1900年頃の絵画作品
これが
現代日本になると
こんな風になってしまいます。
竪琴もってるし
水辺の岩に座っているし
羽が付いているし
名残はあります。
と、くらだん事を考えている間に
やってきましたケルン。
電車で約2時間ですが、ライン川沿いの
ルートは景色を楽しみながら移動できるので
あっという間です。
今夜、日本に向けて帰国ですが
まだまだ時間があります。
それまでの間、ケルンを満喫したいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿